ハイキュー!! 5巻 『IH突入!』の簡易あらすじと感想です。
IH予選に向け練習に熱が入る烏野メンバーたち。
しかし宮城県には強敵がそろっています。
大きな舞台で音駒と再戦するために、新生・烏野バレー部がIH予選へいざ出陣です!
Contents
第35話 強敵たち
・5月中旬 音駒と再戦するために練習に熱が入る烏野メンバー
・宮城県の4強
守りと連携に優れた「和久谷南」
“鉄壁”「伊達工業」
及川徹(おいかわとおる)率いる「青葉城西」
超高校級エース・牛島若利(うしじまわかとし)擁する、王者「白鳥沢」
・6月から始まるIH予選の組合せが決まる。1回戦の対戦相手は常波高校、勝てば伊達工業高校と当たる
・目の前の一戦をとると気を引き締める烏野メンバーたち
第36話 飛行準備
・烏野高校・女子バレーボール部主将・道宮結(みちみやゆい)登場
・IH前の烏野メンバーそれぞれの想い
・潔子さんからの激励
・6月2日、IHバレーボール競技 宮城県予選 1日目がはじまる
第37話 突入
・仙台市体育館に向かう烏野メンバー
・烏野高校の評判は地に落ちている
・伊達工業高校登場
第38話 ウォームアップ
・伊達工業メンバーと対面する烏野メンバー
・緊張を紛らわすコツ
・初戦で対戦する常波高校・池尻隼人(いけじりはやと)と対面する澤村
・青葉城西高校登場
第39話 復活
・IH宮城県予選スタート
・第1試合 烏野高校vs常波高校 試合開始
・田中、西谷、東峰の調子がいい
・自分にもトスをあげてほしいとうずうずそわそわする日向
・“見よ 古兵(ふるつわもの)、烏野の復活だ”
第40話 勝者と敗者
・「力任せの危ういチームに“知恵”がついた」と烏野をみて感じる青葉城西高校の監督
・優勢でも本気で向かう烏野
・セットカウント2-0で勝利する烏野
・初めて勝利を得る日向
・敗者の気持ち
第41話 2回戦突入
・第2試合 烏野高校vs伊達工業高校
・3か月前の伊達工業との対戦で徹底的にブロックされた東峰のスパイク
・コート上で伊達工業にのまれそうな空気を変える西谷
第42話 鉄壁
・第2試合 烏野高校vs伊達工業高校 試合開始
・伊達工の”鉄壁”
・東峰のバックアタックがブロックされる
・かろうじてシャットアウトは免れている烏野だが、連続でブロックされると流れを一気に伊達工にもっていかれそうな雰囲気
・日向の速攻も止められる
・烏野の秘策
第43話 “変人速攻”解禁
・第1セット 伊達工2-3烏野
・日向・影山の“変人速攻”炸裂
・変人速攻はリードブロックでは追いつけない速さ
・10番(日向)に視線が集まる
・「日向が光れば光る程、相手のブロックは目がくらむのさ」
第44話 “最強の囮”
・“鉄壁”に惨敗してから3ケ月、鉄壁の向こう側がイメージできなくなった東峰
・変人速攻と通常の速攻を使い分ける日向・影山
・日向の早い速攻にくらいつく伊達工・青根。2回跳んで、日向をブロックする
・伊達工15-18烏野
・日向のスパイクが再びブロックされるが、西谷がフォローする
・日向を囮にして、バックアタックを決める東峰
・スパイクを決めていないのに、ぞくぞくする日向
・こっからが正念場
ハイキュー!! 5巻の感想(ネタバレあり)
IH予選前
音駒との練習試合で敗れた烏野メンバーは、全国大会での再戦を誓い猛練習に明け暮れています。
IH予選にむけメンバーそれぞれの思いが描かれていますが、個人的には山口が嶋田マートの嶋田さんにジャンプフローターサーブを教えてほしいと頼みにいくところが好きです。
それまでツッキーの添え物のような立場だった山口ですが、日向・影山・ツッキーの活躍をみて心動くものがあったのでしょうね。
「これから先も 1年で俺だけ試合に出られないのは嫌だから」
ここから、あの全国大会での活躍に至る嶋田さんとの二人三脚が始まるんだな~とちょっと感慨深いシーンです。
潔子さんの激励
IH前日、潔子さんがメンバーたちに「飛べ」と書かれた横断幕を披露してくれます。
加えて、口下手な潔子さんからの「がんばれ」という言葉。
涙を流す3年と2年。それをみておどろく1年が笑えました。
6月だから入部してまもない1年はさておき、3年と2年にとっては潔子さんはマドンナなんですね~
IH予選に向けて、盛り上がらないわけないですね!
“落ちた強豪 飛べない烏”から“見よ 古兵、烏野の復活だ”
並みいる強豪がひしめくなか、“落ちた強豪 飛べない烏”と異名がつくほど烏野高校排球部の評判は地に落ちています。
とはいえ、ノヤっさんや影山は中学の頃から有名で、旭さんも“烏野のアズマネ”と名が知られています(別の意味で)
“飛べない烏”がまた飛ぶところ 会場中に見せてやりましょう
“見よっ 古兵(ふるつわもの)、烏野の復活だ”と!!!
武田先生のポエミーな言葉、かっこいいです!
烏野メンバーのなかで一番復活への思いが強いのは大地さんでしょう。
中学生のころからバレーボールへの思いが強かった大地さん。
「勝とうとしなきゃ 勝てない」
志が高いのに実力が追いつかないと心折れそうになるだろうに、大地さんをはじめ3年、2年は地道に練習を続けてきました。
1年が入部し、ようやく復活のきざしが見えてきた烏野。
IH予選の初戦で、士気を上げる田中、守護神・ノヤっさん、パワーのある旭さんに続いて、会場全体の観客に見せつけるような日向・影山の速攻がスカッとしました!
まさに会場にみせつけているようで、完全に“落ちた強豪 飛べない烏”を払拭できましたね!
勝利に飢えた小さいケモノが初めて勝利の味を知る
1回戦勝利する烏野。
中学を通して1度も勝利を味わったことのない日向が初めて勝てた試合。
しばらくボーゼンとして実感がわかない日向でしたが、初めて勝てたことを実感する表情が印象的です。
勝ったチームがあるということは負けたチームも当然あるわけで、負けたチームのストーリーは自分が部活をやっていた時を思い出してしみじみしてしまいました。
常波・池尻の「勝てよ…!俺たちの分も!!!」という気持ちをうけとる大地さん。
去っていく常波・池尻の背中をじっとみつめる日向。
日向も池尻の言葉を受け取ったように思いました。
ガラスのハートの旭さんと守護神ののやっさん
大きくてひげ面の外見にかかわらず繊細なハートを持ち合わせている旭さん。
外見からでもワイルドな感じになりたいと思って長髪・ひげ面にしたり、緊張を紛らわすコツをあみだしていたり、そのたびにみんなにつっこまれているのがくすりと笑ってしまいます。
しかしつっこまれながらも、エースとして頼りにされている愛されキャラなのが伝わってきます。
対して、小さな外見にかかわらす大きなハートをもったのやっさん(西谷)
外見からワイルドになろうとする旭さんに対し、
いいじゃないスか どう見られるかなんて! 自分でカッコイイと思ってれば!
と根っからワイルドなことをいったり、
伊達工の雰囲気にのまれそうな中、ローリングサンダーアゲインを決めて、
心配することなんか何も無え!皆前だけ見てけよォ!!
背中は俺が 護ってやるぜ
とチームを鼓舞したり、なんとも頼もしい小さな守護神です!!
どっちが先輩だかわからない凸凹コンビですが、いいコンビですね。
伊達工業
鉄壁のブロックを誇る伊達工業。メンバーも強面ぞろいです。
まゆ毛がなく、いきなり東峰を指さす2年の青根。
毒舌の2年の二口。
そんな2年をもてあます3年の茂庭(もにわ)。
頼りなさげな茂庭ですが、けっこう下級生からも慕われていてなかなか雰囲気のよいチームです。
伊達工の”鉄壁”は、徹底したリードブロック。
トスがどこに上がるか見てから跳ぶブロックなので、囮にはなかなかひっかかってくれません。
今のところ烏野はかろうじて躱せていますが、ドシャットを決められると一気に”流れ”を持って行かれそうな迫力があります。
”鉄壁”の向こう側
3か月前の対伊達工戦でことごとくスパイクをブロックされた旭さん。
伊達工の鉄壁ブロックの向こう側がイメージできなくなっていました。
日向・影山の変人速攻と普通速攻に翻弄され伊達工も観客も10番(日向)を止めることに意識が向いているなか、ついに旭さんがバックアタックを決めます!
忘れかけていたネットの向こう側の景色が見えた旭さん。
一度は自信を失って部を離れてしまったけど、頼もしいメンバーも揃って続けてよかったですね!
”最強の囮”の魅力に気がつく日向。
どや顔の影山が笑えました(笑)
カバー裏の2人は?
ノヤっさんと旭さんでした!
ハイキュー!! 5巻の簡易あらすじと感想 まとめ
“堕ちた強豪、飛べない烏”から“見よ 古兵(ふるつわもの)、烏野の復活”へ
大きな舞台で音駒と再戦することを目指す烏野メンバーたちですが、宮城県には
強豪がそろっています。
5巻はIH初戦突破から2回戦伊達工との対戦がくりひろげられました。
過去に伊達工に徹底的に止められた旭さん、
日向と連携して突破口がみえてきましたが、これからが正念場。
伊達工との戦いは6巻へとつづきます。
