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ネタバレ 感想 | ハイキュー!! 35巻の簡易あらすじと感想

ハイキュー!! 35巻 『鳥籠』の簡易あらすじと感想です。

春高3回戦・対音駒戦。音駒に1セット目を先取された烏野。

「守備」で粘る音駒と「攻撃」で粘る烏野。

2セット目も息つく暇もない攻防が繰り広げられます。

しかし、じわじわと孤爪の日向潰しが効いてきて…

烏野は第2セットを取ることができるでしょうか?

表紙と裏表紙

表紙は、音駒の孤爪です。

よくみたら鳥籠の外からこちらを見ています!

おだやかな顔をしているのに、なんだか怖い印象がします。

裏表紙は、影山です。

試合中の姿のようですが、冷静な印象を受けます。

第306話 照準

・試合を見ているマネージャーの仁花に声をかける梟谷・木兎と赤葦

・烏野が3セットマッチで1セット目を落とすのは初めてだという仁花

・心配性の仁花に「今 見て」という木兎

・試合は第2 セット 音駒0-1烏野

・烏野の強烈サーブは音駒にレシーブされる

・サイドアウトをとるのも一苦労の烏野

サイドアウト…サーブ権を持っていない側が得点すること。サーブ権を持っている側が得点することは「ブレイク」

・立ち上がりは均衡を保っている両チームだったが、東峰がサーブでノータッチエースを決める

第307話 粘り

・変わらないのは「殴り合いを制すこと」

・音駒4-6烏野

・烏野の怒涛の攻撃をことごとくレシーブする音駒

・「守備」で粘る音駒と「攻撃」で粘る烏野。しかし「跳ぶ」というキツい動作を繰り返す烏野のほうがしんどい

・粘りの守備で烏を地面に引き摺り下ろしにかかる音駒

第308話 針と大剣

・粘る音駒と、振り切りたい烏野。しかし烏野の疲労はたまっていく

・影山のサービスエースが決まる。音駒6-9烏野

・影山の2回目のサーブ。孤爪の返球を日向がレシーブし、田中がスパイク

・「とぶのはおれにとって別腹です!!!」疲れをもろともせずブロックを決める日向

第309話 誘発

・日向のブロックはタッチネット。音駒7-9烏野

・音駒・孤爪のサーブ。音駒のサーブは一貫して日向を牽制

・田中のスパイクは灰羽に止められる。しかしアウトになり烏野のポイント

・田中がサービスエースを決める

・田中をリスペクトし負けられねえと思う音駒・山本。田中の2回目のサーブをきっちりとレシーブする

・バックアタックを決める音駒・福永。淡々と地味なスーパープレーをカマす福永にも負けるわけにはいかねえんだと思う山本

・烏野・山口のジャンプフローターサーブ。音駒の2年WS(山本、福永)がハイレベルな攻守できっちりと決める。音駒9-12烏野

・前衛に上がり張り切る日向だったがスパイクがアウトになる

第310話 鳥籠

・音駒・福永が前を狙ったサーブを打ち、西谷がレシーブ

・ラリーになるが、日向のスパイクが音駒の3枚ブロックにつかまる

・じわじわと迫る音駒 音駒13-15烏野

・孤爪の“徹底した日向潰し”を怖いと感じる灰羽

・日向を鳥籠に入れる孤爪の姿

第311話 おしまいの悲しみ

・「狙われるサーブも「良い助走からの良いジャンプ」もがんばったらできるやつです」元気に言う日向

・影山の強烈サーブを1本で切る音駒

・レシーブも助走の確保もがんばろうとする日向をお見通しの孤爪

・「100%で跳べない翔陽に 影山は興味なんかないでしょ?」

・孤爪の指示による灰羽のサーブは日向の助走の道を絶つ

・存在感が薄くなっていく日向

・「面白い翔陽が終わっちゃうのは悲しい」

・試合中に見せたことがない日向の表情

第312話 照準・2

・自分で羽を捥(も)いでおきながら 飛べないのは悲しい

・烏の翼を全部捥(も)ぐ勢いの音駒の猛追をなんとか押しとどめる烏野

・音駒・海のサーブを東峰がレシーブ

・澤村のバックアタックは黒尾に見切られる。黒尾がスパイクを決め音駒19-19烏野

・音駒の“守備の完成形”を前にチャンスボールもミスとなり、ついに逆転される烏野 音駒20-19烏野

第313話 「諦めない」って口で言う程簡単な事じゃない

・烏野・菅原がコートイン

・日向になんとか道を作ろうとする烏野メンバー

・影山を加え攻撃5枚になり助走を確保する日向だが、菅原は灰羽の圧を感じ日向にトスがあげられない

・助走距離確保とレシーブ、どちらも手を抜かない日向

「点を獲るのに近道が無いって事だけはしってる」

・攻撃するフリじゃない日向に、万全の体勢じゃなくても打ってくるのでは?と思いブロックが一歩遅れる灰羽

・田中のスパイクがレシーブされ、烏野側に戻ってくる

・日向 万全の助走距離確保!!!! しかし、汗ですべって攻撃に入れない

・もうちょいだったなーと思う日向。そんな日向を見つめる孤爪

・タイムアウト時に烏養コーチから「勇気出してこー」と声を掛けられる影山

第314話 最強の味方・2

・孤爪の戦略を冷静にみる影山

・スパイカーの前の壁を切り開く その為の セッター

・音駒・福永のサーブで乱される烏野。田中がレシーブし日向はすばやく動こうとする

・スパイカーに時間(みち)をつくれ 山なりの高いトスを上げる影山

・助走距離確保した日向

・鳥籠を破る烏とまっすぐ上にジャンプする日向の姿

感想

攻めの烏野と守りの音駒

 第1セットをまさかの“お見合い”で落とした烏野。

3セットマッチで1セット目を落とすのを初めて見たという谷っちゃん(仁花)の心配をよそに、2セット目も音駒に猛攻撃を仕掛けます。

多人数の攻撃に持っていき 殴り合いを制すこと

どう持っていくかで迷うのはいい でも

”殴り合いを制すること“自体には迷うなよ

烏養コーチがいう「殴り合いを制すること」がしっかりと芯となって根付き、サーブもシンクロ攻撃も手をぬかない烏野メンバー。

読んでいて各メンバーが精神的に強くなったなあと感じました。

(最近5巻を読み返していたのでしみじみと感じました。特に旭さん(笑))

一方、烏野の攻撃をことごとくレシーブし繋ぐ音駒。

わかってるつもりなのに 毎回思い知らされる

「絶対とれない」って絶望するようなスパイクやサーブが飛んでくるわけじゃないのに

気付くと追い込まれている

そうだ これが音駒だったと

打っても打っても返されると精神的にも体力的にもきついし、地味だけどやっかいなチーム。それが音駒なんですね。

実際、日向・影山以外の烏野メンバーは相当体力を奪われているようです。

「攻撃」で粘る烏野と「守備」で粘る音駒

そんな個性の違う両チームですが、お互いがリスペクトしあって力を存分に出し合っている試合は読んでいてとても気持ちがいいです。

徹底した日向潰し

少しずつ研磨の計略にはまっていく日向。

日向の攻撃に必要なものは「助走」

日向にレシーブをさせて助走をさせないだけでなく、ノヤっさんや他のメンバーを使って日向の「助走路」を塞ぎます。

そして日向がようやく万全な体勢で助走に入れたかと思いきや、3枚ブロックでドシャット!

研磨くん、容赦ないです・・・

“点”だけじゃなく“線”

翔陽の「動線」を断つ

“助走”は翔陽の翼だね

日向を鳥籠の中に閉じ込める研磨の姿。

味方の灰羽も言うとおり、怖いですっ!

黒尾さんが言う通り、勇者というより魔王みたいです。

日向と研磨

さらに、助走やレシーブを頑張ろうとする日向もお見通しの研磨

思惑は次々に当たっていきますが、だんだんと無表情になっていきます。

面白い翔陽が終わっちゃうのは悲しい

徹底的に潰しておいてそんな言葉・・・と思ってしまいますが、

研磨にも誤算がありました。

次は踠(もが)くといい

焦りと苛立ちから抜け出すための“近道”を探して

目先の新しさを求めて

そうすれば きっと次は

烏野全体のバランスが崩れていく

そう見越していた研磨ですが、助走距離確保とレシーブを続ける日向。

研磨が「おれのレシーブ」で

おれを閉じ込めるとわかっても

どっちかを選ぶわけにはいかない

レシーブがなきゃスパイクもない

ボールが落ちたらバレーは始まらない

点を獲るのに近道が無いってことだけはしってる

バレーボールに対する想いの強さなのでしょうか。

助走距離確保もレシーブも、どちらも手を抜かずに何度も繰り返す日向の姿がけなげすぎてジーンときてしまいました。

そんな日向をみて、無表情だった研磨の表情を変わっていったのが印象的でした。

日向と影山

徹底的な日向潰しの計略を冷静に分析する影山。

すげえな 面白えなと思うと同時に、きゅうくつなバレーだとも感じます。

日向絡みの削がれた数点をどう取り戻すか。

危険か

試す価値はあるか

つーか日向は使える状態か

日向をみると、助走距離確保もレシーブも手を抜いていない

そんな日向をみたら、トスを上げずにはいられませんよね!

スパイカーに 時間(みち)をつくれ

自分の武器は機動力!とすばやく動く日向に対し、影山は山なりの高いトスを上げます。

それをみた日向のうれしそうな顔がなんともいえないです(笑)

小さい日向がオープン攻撃をしたらブロックに止められてしまうんじゃ?と思いますが、

鳥養コーチはそういうことも見越して影山に「勇気出してこー」と言ったのでしょうか?

影山に高いトスをもらい、十分な助走距離を確保した日向は助走の勢いをまっすぐ上にむけてジャンプします。

それこそ鳥籠をぶち破るぐらいの勢いで、日向のずばぬけた跳躍力が開花したような大ジャンプです!

日向の新たな可能性が垣間見える場面ですが、大ジャンプしたところで35巻が終わってしまったので続きがとても気になります!

このほかにも、梟谷の木兎さんが使ってみたい言葉や、音駒の福永のハイタッチするときのこだわりなど、くすっと笑ってしまう場面も多い35巻でした。

カバー裏の二人は?

稲荷崎の宮兄弟でした!

まとめと36巻の発売日

ハイキュー!! 35巻いかがでしたか?

仲間にも恐れられる研磨の徹底的な日向潰し

しかし影山の打開策で日向復活のきざしが見えてきました。

35巻は日向の大ジャンプで終わってしまったので続きがとても気になります!

ハイキュー!! 36巻の発売日は、2019年2月4日(月)発売予定です。

楽しみに待ちましょう♪

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