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ネタバレ 感想 | ハイキュー!! 34巻の簡易あらすじと感想

ハイキュー!! 34巻 『猫の爪』の簡易あらすじと感想です。

春高3回戦・対音駒戦。最高の舞台でついに始まった“ゴミ捨て場の決戦”!!

「攻めの烏野」と「守りの音駒」お互いの特徴を知り尽くしたライバルの戦い。

第1セットを獲るのはどちらでしょうか!

表紙と裏表紙

表紙は『繋げ』という横断幕をもった黒尾を先頭にした音駒の面々です。

「守りの音駒」ですが、真っ赤なユニフォームを着た姿は肉食で好戦的なイメージがします。

『猫の爪』というタイトルどおり、“するどい爪を隠した猫”といった感じですね。

裏表紙は、ツッキーと山口の後ろ姿です。

ふたりとも入部当時のひょろひょろした姿からは想像できないほど、たくましい後ろ姿になったな~となんだか感動します。

第297話 師弟

・月島兄が試合会場にやってくる

・音駒のファーストテンポのシンクロ攻撃

・海のスパイクを月島がワンチ

・烏野のシンクロ攻撃オール(5人で攻撃)

・澤村のスパイクを黒尾がブロック

・音駒・山本妹「コートの中に面白くない人は居ないの!」

・月島をあおる黒尾

・黒尾のコースをしぼったブロックは音駒の高度な守備に貢献している

・後半じわじわ追い上げるのが音駒のスタイルだが、烏野に序盤からついていく

・「黒尾に負けんなっ」という菅原に「無理ですよ」と応える月島。自分一人で勝とうなんて1mmも思ってないと黒尾に向かって言う

・烏野・メンバーチェンジで山口のサーブ

第298話 導(しるべ)

・集中する山口。

・山口のジャンプフローターサーブを音駒・山本が取りそこねてサービスエース!

・音駒8-11烏野

・山口のサーブ2本目はきっちり上げられる。しかし月島が見極めて音駒・福永のスパイクをブロック!

・ハイタッチする山口と月島

・「最近のバレーはどうだい?」と尋ねる黒尾に応える月島

「おかげさまで 極(ごく) たまに 面白いです」

第299話 秩序と無秩序

・山口の3本目のサーブは音駒・夜久が上げ、スパイクを決められる

・音駒・リエーフがコートイン

・黒尾のサービスエース 音駒11-13烏野

・烏野のタイムアウト

・先輩たちに褒められる山口、月島。ドキドキしながらも落ち着いている山口

・黒尾の2本目のサーブは澤村のレシーブで止められる

・以前とは違う落ち着きのあるリエーフ

・音駒の守備が整い始める

・影山と日向の速攻が決まる

・音駒の流れにさせない影山

第300話 わくわく

・影山のサーブはアウトになる 音駒15-16烏野

・サーブを反芻する影山

・音駒・リエーフのサーブはネットに引っかかる

・意図のあるサーブ

・田中の手応えのあるサーブも音駒にはレシーブされる

・音駒・山本のサーブをレシーブする田中

・ネットを超えそうなところを影山がワンハンドであげ日向が速攻

・夜久に拾われるが、東峰がネット際で押し込む

・注文をつける影山。“カッケェな”と思う2,3年

・縦横無尽にセットアップする影山

・繋ぐ音駒

・両チームが力を発揮するなか、違った雰囲気を醸し出す孤爪

第301話 じわじわ

・ネットで観戦する白鳥沢の五色と天童

・音駒のスキのない守備

・東峰のブロックラッシャー(菅原が命名)がキマる

・黒尾のサーブ

・影山とリエーフがネット際で競り合い。影山が音駒側にボールを押し込む

・孤爪がすばやく動きトスを上げる。ざわつく周囲

・リエーフが高い位置からのスパイクを決める

・音駒も3ヶ月前と同じワケがない

第302話 猫の爪

・黒尾のサーブを澤村がレシーブする

・影山のトスから澤村がバックアタック

・音駒21-22烏野

・日向を狙った研磨のサーブ。レシーブする日向

・影山の「ナイスレシーブ」の言葉を期待する日向。「レシーブだけして満足してんじゃねーぞ!」と影山に怒られる

・リエーフも日向を狙ってサーブ

・田中のスパイクを黒尾がドシャット!

・音駒23-23烏野 音駒が同点に追いつく

・東峰のブロックラッシャー

・察知した音駒メンバー。瞬時に守備を下げ、ブロックに当たったボールを山本が上げる

第303話 嫌い

・新しい攻撃を1回見ただけで、次には対応をしてくる音駒

・再度東峰のスパイク

・身構える音駒

・“後ろを守れば前があく” 東峰はフェイントをかけるが、それも上げる音駒

・長いラリーが続く

・なかなか決めることができない烏野。しかし、強い守備は殴り合いを征してきたぴプライドに火をつける

・三度東峰のスパイク

・ボールは音駒側に吸い込まれる(吸い込み:ボールがブロッカーとネットの間に入りこむこと)

・“俺達の全力を 次の瞬間越えてくる これだからこいつらがきらいだ!!!!”

・音駒24-25烏野 烏野第1セット セットポイント

第304話 点のとりかた

・音駒に勝てたことがない烏野。掴めそうで掴めない1セット

・“俺が決める”と思う烏野メンバー

・ラリーが続く

・烏野の押せ押せな雰囲気のなか、ブロックの反則を誘う狐爪

・音駒26-25烏野 防戦一方に見えた音駒 気づけば連続得点(ブレイク)

・再び続くラリー

・繫ぐ音駒と一貫して多人数の攻撃で攻める烏野

・烏野の猛攻に返球で精一杯の音駒と思いきや、孤爪が返したボールが烏野コートに落ちる

・烏野 まさかのお見合い

・音駒27-25烏野 音駒が第1セットを獲る

・ボーゼンとする周囲

・孤爪の返球は攻撃の体制に入ろうとするスパイカーたちの絶妙な間を狙っていた

・烏野全員の意識が「攻撃」に強く向いてしまった故のミス。孤爪に長所を利用された

・「烏野の皆 翔陽化してきてるよね」

第305話 1歩進んで2歩ダッシュ

・孤爪の部屋。ゲームクリアしてしんなりする孤爪「ゲームオーバーよりゲームクリアの方が悲しい」

・日向にレシーブが上手くなったという孤爪

・第2試合前のミーティング 日向がサーブで狙われていたことに気づく烏野

・音駒側 いつになく孤爪が積極的

・第2セット開始

・福永のフローターサーブ。再び日向が狙われる

・レシーブし速攻を封じられる日向。しかしライトに走り込み、ブロードを決める

・日向に「面白いままでいてね」と声をかける孤爪

・動物的本能で警戒する日向

感想

師弟対決

音駒・黒尾さんのブロックは「最も相手スパイカーを不快にするブロッカー」と称賛をうけるほど。

そんな黒尾さんはツッキーのネチネチブロックの師匠です。

33巻296話で観戦していた戸美・大将(だいしょう)がツッキーのことをなんか嫌だと言っていましたが、黒尾さんに似ていたからなんですね(笑)

月島と山口

「僕一人で勝とうなんて1mmも思っていません」と黒尾に向かっていうツッキー

後ろにはサーブを打とうとする山口の姿が・・・!

 

「彼は一人でも勝つ気じゃないかい」

「・・・そうですね  あいつは僕の先を行く男なんで」

集中する山口をみた黒尾さんに笑って答えるツッキー。

わー!ツッキーって山口のことをそんな風に思っているんだ!と妙に感動してしまいました。

山口の前では絶対に言わない言葉だろうけど、最高の誉め言葉ですね。

 

1本目でサービスエースを決めた山口。

2本目のサーブでも音駒の守りをくずし、ツッキーがブロックで仕留めます。

“サーブで崩してブロックで仕留める”を体現したふたり

ハイタッチするツッキーと山口!

ツッキーのハイタッチ、初めて見ました!

 

「かっこ悪」から始まったツッキーと山口の関係。

いつもツッキーを追いかけていた山口が、いつの間にかツッキーを追い越し引っ張っていく存在になっていた場面は目頭が熱くなりました。

そんなふたりの活躍をみて興奮する関係者たちも微笑ましかったです。

 

「最近のバレーはどうだい?」と尋ねる黒尾さんに

「おかげさまで 極(ごく) たまに 面白いです」と応えるツッキー

すがすがしい笑顔でした。すっかりバレーにはまっているようですね。

 

山口は、毎回集中しながら打つジャンプフローターサーブに手応えを感じているようです。

・・・なんだろコレ

緊張とは違う

頭はクリアだし落ち着いてる

けど

ドキドキする

これはゾーンにいる感覚なのでしょうか。

いつ呼ばれるかわからないピンチサーバーですから集中力を保つのは難しいだろうなと思いますが、OBの嶋田さんのもとでサーブと集中力を磨いてきた山口。

自分のすべきことに集中している山口は職人のようです。

影山

田中のレシーブがネットすれすれだったのに対し、「ネット超えるならAパス要らねえスよ!」と伝える影山

「ネット際じゃなくても アタックライン近辺に上げてもらえば十分です」

1年なのにこの貫禄。先が末恐ろしいですね。

すっかり烏野の司令塔になっている頼もしい影山の言葉に、“カッケエなこのヤロ・・・!!”と思う先輩たち(笑)

 

影山の言葉を聞いていた音駒メンバー

研磨「烏野(よそ)は烏野(よそ) 音駒(うち)は音駒(うち)です」

黒尾「母か」

この場面だけではなく、研磨と黒尾さんの掛け合いがところどころ面白かったです(笑)

研磨

盛り上がる“ゴミ捨て場の決戦”のなか、研磨だけは独特な雰囲気を醸し出しています。

集大成の勝負、因縁の対決、負ければ3年生は引退

そういう事には やはり然程(さほど)興味は無く

ただただ

烏の羽を捥(も)いでみたくて仕方ないのだ

第1セットの終わり、あれほど烏野押せ押せムードのなか、烏野のスパイカー達の絶妙な間に返球する研磨。

こんなセット終了の仕方は、ハイキュー!!で今までなかったんじゃないでしょうか?

研磨の潜在能力にぞわっときました。

 

「ゲームオーバーよりゲームクリアの方が悲しい」

「面白いままでいてね」

負けても悔しがることもない研磨が自らボールコントロールを作りに行くようになっているのは、やはり日向の存在があるからなんでしょうね。

日向が面白くなくなったら、研磨も試合に興味がなくなってしまいそうな感じでまさに気まぐれな猫みたいです。

カバー裏の二人は?

稲荷崎の北さんとアラン先輩(たぶん双子のケンカを止めにいくところ)でした!

まとめと35巻の発売予定

ハイキュー!! 34巻いかがでしたか?

大舞台での“ゴミ捨て場の決戦”。

烏野も音駒もお互いの長所をぶつけ合って、どちらも負けてほしくないほど好ゲームを繰り広げています。

第1セットを奪われた烏野。

第2セットは奪取できるでしょうか?

ハイキュー!! 35巻は、2018年12月4日(火)発売予定です。

今から待ちきれません!

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