みなさんは、胃カメラ(胃内視鏡)検査を受けたことがありますか?
胃カメラって怖くない?
苦しいとか、二度と受けたくないとか聞くけどどうなの?
楽な受け方ってあるのかな?
そんな方に、はじめて胃カメラを受けた体験を紹介します。
Contents
できれば受けたくない胃カメラ。でも…
胃カメラ(胃内視鏡)検査を受けることにしたのは、会社の健保から人間ドックを安く受けられるという案内があったからです。
実は1年前からみぞおちにむかつきを感じていて、時々胃薬を飲んでいましたが病院には行っていませんでした。
そんなとき人間ドックを受ける機会がめぐってきたので、この際だから胃カメラを受けてみることにしました。
とはいえ、初めての胃カメラ。どんなものか不安になります。
周りの人に胃カメラを受けた話を聞くと、痛かった、苦痛だった、二度と受けたくない!などネガティブな話ばかりで、受けるのがだんだんと嫌になってきました。
できれば受けたくない気持ちでしたが、みぞおちのむかつきの原因も知りたかったので、胃カメラを受けよう!と決めました。
口からの胃カメラ・鼻からの胃カメラ
胃カメラを受けようと決めたものの、できれば楽な受け方はないものかとネットで調べたところ、胃カメラ(胃内視鏡)には口から入れる方法と鼻から入れる方法があるのだと知りました。
口からいれる内視鏡(経口内視鏡)は直径が8-9mmなのに対し、鼻から入れる内視鏡(経鼻内視鏡)は5-6mmと約半分の細さです。
どっちが楽なのかといえば鼻から入れる方法(経鼻内視鏡)が楽とあったので、経鼻内視鏡検査ができる病院を探して人間ドックの予約を入れました。
鎮静剤という選択肢も
人間ドックを受ける前に、病院から人間ドックの案内が自宅に届きました。
その中に、胃カメラ(胃内視鏡)検査についての説明と同意書、鎮静剤を使用するかどうかについての案内がありました。
バリウム検査を受けるのには同意書とかいらなかったよね…
胃カメラって鎮静剤を使わないといけないほど苦しいの?
となんだか不安が高まってきたので、今回は鎮静剤を使って胃カメラをしてもらおうかな…と思っていました。
しかし当日受付で、
鎮静剤は別料金になること、
大概の人は鎮静剤なしで胃カメラを受けていると聞き、
鎮静剤を飲んで意識が無い状態で胃カメラを受けるのもそれはそれで不安だと思い、鎮静剤は使わずに受けることにしました。
胃カメラ(胃内視鏡)検査の流れ 鼻から受けるはずが…
まず胃カメラ検査の準備です。
最初に、胃の中の泡と粘液を消すためにコップに入った少量の白い液体を飲みました。
こちらはカルピスのようなすこし酸味のある飲み物でした。
つぎに、鼻から喉にかけてゼリー状の麻酔を流し込むために鼻にチューブを入れてもらいました。
しかし!
このチューブを入れるのが一苦労でした。
鼻の奥で引っかかってしまうのです。
左右の鼻の穴で試してもらいましたが、どちらも奥で引っかかって先に進まず痛かったです。
でもこの時はまだ口からの胃カメラは嫌だったので、なんとか片方の鼻の穴に麻酔をするチューブを入れてもらいました。
この時点で、鼻にチューブを入れた時の痛みが不快だったので、やっぱり胃カメラって…つらい!という気持ちでした。
看護師さんからは、
- 鼻の通路が狭い
- 胃カメラはチューブよりも材質が固いので、鼻から胃カメラを入れるのは無理かもしれない
- 口から胃カメラを入れることになった場合は経鼻内視鏡(細い内視鏡)をいれる
と言われました。
横向きになってしばらく待っていると、鼻から喉のあたりの感覚が鈍くなってきて麻酔が効いてきたんだと思いました。
唾をのみ込むときに上手く呑み込めない違和感がありました。
いざ胃カメラ検査! 結局…
いよいよ胃カメラ検査が始まりました。
看護師さんから、
- なるべく力をぬいてリラックスして受ける
- つばを飲み込もうとせず、だしたままにしておく(飲み込むとむせるため)
などアドバイスを聞き、片方の鼻に入れていたチューブが抜かれました。
先生がきて鼻から胃カメラを入れてもらったのですが、やっぱり鼻の奥で引っかかり先にすすめません。
念のため、もう一方の鼻の穴も試したのですが入りませんでした(泣)
無理に鼻から胃カメラを入れようとしても苦しいだろうし、鼻の通路を傷つけて出血してしまうこともあるため、結局口から胃カメラを入れることになりました。
この時は、鼻から胃カメラを入れた時の不快感に耐えられず、とにかく早く終わってほしい!という気持ちでした。
急遽、マウスピースをつけられ、経鼻内視鏡(細い胃カメラ)を口から入れて検査をしました。
口から胃カメラが入った時、喉を通る時にすこし違和感がありましたが麻酔が効いていたのでおえっとなるほどの苦しさはありませんでした。
実際の胃の検査時間は10分以内だったと思います。
最初は体がこわばってしまい呼吸をすることだけで精一杯で、背中をさすってくれている看護師さんから「力を抜いてくださいね~」と言われました。
だんだん落ち着いてくると、力を抜いていた方が楽だとわかり、できるだけ力を抜いているようにしました。
先生の指示にしたがって胃カメラが口から抜かれる時も、痛みはなかったです。
すぐに胃の状態がわかるのはうれしい
ようやく胃カメラ検査が終わりしばらく待っていると、診察室に呼ばれレントゲンなどの検査結果とともに胃の画像もみせてもらいました。
自分の胃の画像を見るのは初めてで、胃の粘膜のひだや色、胃液など、こんなにはっきりと見えるものなんだ!とびっくりしました。
経鼻内視鏡でも十分きれいに見えましたが、経口内視鏡の方が画像がもっとクリアではっきり見えるそうです。
私の胃の状態は全体的にきれいですが炎症も若干みられ、みぞおちの痛みが起こる原因もわかりました。
自分の胃の画像をみて、もっと胃を労わろうと思いました。
はじめての胃カメラ体験の感想
初めて胃カメラ検査を受けてみて、苦しい場面もありましたが、自分の胃の状態がはっきりわかったし、受けてよかったと思っています。
口からの胃カメラと、鼻からの胃カメラ
どっちが楽なの?というと、口からよりも鼻から胃カメラを入れる方が楽だという口コミが多いですし、実際、病院でも鼻から胃カメラを入れる方が楽ですと言われました。
でも私の場合、鼻から胃カメラを入れる検査を希望したものの、鼻から胃カメラを入れることができず、経鼻内視鏡(細い胃カメラ)を口から入れる方法で検査をしました。
胃カメラを入れたとき、違和感はありますがちゃんとのどに麻酔が効いていれば堪え切れないほどつらいものではなかったです。
二度と受けたくない!とまでは思いませんでした。
胃カメラを受ける時のポイントは、力をぬいてなるべく委ねることだと実際に受けてみてわかりました。
何度も受けたくはありませんが、次回受けることがあれば経鼻内視鏡(細い胃カメラ)を口から入れる方法で受けられる病院を探そうと思っています。
胃カメラの体験談が少しでも参考になればうれしいです☆
(胃カメラ検査の流れや麻酔の種類や形態(ゼリーとかスプレーとか)は病院によって違いますので、予約した病院の案内に従ってくださいね。)
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